釣りが楽しいのは「不安要素」が多くあるから
他の遊びに比べて、圧倒的に「不安要素」が多い釣り。
釣りは、
当日の天候によっては中止。
いや前日までの天候も重要。
当時までの大雨による増水や濁りによっても釣りは中止となる。
行きたいという気持ちが大きいほど、この間の不安感が増大する。
当日出発してからもアクシンデントが起こる可能性が高い。
それは、行く時間帯や場所が毎回違うことが多いから、
そして準備する道具が多い。
狙う魚種が変わったり、季節など条件が変わることで変化する。
忘れ物があって当たり前と言えるし、
考えられる、すべてに対応するとなるととてつもないことになる。
そして、
ようやく無事フィールドに立てたとしても、
「釣れる」とは限らない。
魚が掛かっても喜んではいられない、
いつ魚が針から外れてしまい逃げられる可能性があるからだ。
しかも、この「バラシ(針に掛かった魚が逃げること)」が結構な確率で起こる。
最後の結果、釣れたとしても、満足できるとは限らない。
サイズや狙った獲物が来るとは限らないからだ。
これほどまでに「不確実」な遊びが他にあるでしょうか?
なんて、厳しい遊びなんだろう(笑)
しかし、釣りには確かに、
他に代えがたい「ワクワクドキドキ」を感じる事が出来る遊びなのだ。
その理由がここにある。
それは、満足のゆく結果を出すまでにこんなに沢山の「不安」を抱えることが出来るからなのです。
魚をキャッチした瞬間、手足が振るうほどうれしくなる感覚を「釣り師」はみな知っています。
で、何が言いたいかと言うと、
釣りだけでなく、日常生活において「不安」を感じることは多々あると思いますが、
これは、同時に何かに「期待」を持っているからだと言うことです。
「不安」と「期待」は一対でやって来る。
普段の生活で「不安」感じたら思い出してみてください。
必ずどこかに「期待」があるはずです。
「ワクワクドキドキ」している何かが存在していると思います。
釣りは、経験を通して人生の生き方も教えてくれる凄い遊びです。
中国のことわざのフレーズにある、
「永遠に幸せになりたかったら釣りを覚えなさい」
の意味が少し解る気がします。
が、この言葉にはまだまだ奥が深いと思います。
だって「永遠」ですよ・・・
それでは、また!