釣り場の修羅場を何度も共にした道具ならではの愛着は、
一生の思い出と共に記憶だけではなく形として残っている
唯一の思い出。
新品は確かに気持ちが良い。
しかし、新品では決して感じることの出来ない感覚が愛着。
釣り道具としての愛着はその道具に、傷と共に刻み込まれる。
私にとってそんな道具の代表的と感じられるベイトリールとしてこのミリオネアがある。
今から23年ほど前に購入した「ミリオネアCVZ-205」
当時使い始めた時は、デカくて重くて使いにくいと感じていた。
当時、金銭的にそれほど余裕のある状態でなかった私にとってこのリールはかなりの高級品。
無理して購入したにも関わらず、使わないなんてことは出来ない。
しっくりは全く来ていない状態で使い続けた。
全く気に入っていない物使いづけること。
「気に入ったものを使い続ける。」
「これはどちらも正解だと思う。」
私の場合「全く気に入っていない物を使い続ける。」
こっちの状況から過去が大きく未来を変えた経験が多い。
ジョインテッドクローの長谷川ピンクもその一つ。
最初は全く釣れる気がしていなかった。
ほんとに、たまたまのたまたまが重なった結果から始まり今に至る。
長谷川ピンクは販売されて14年ほどが経ったが
当時こんなに長期に渡って販売する様なことになるとは思ってもいなかった。
このミリオネアのベイトリールも、
使い続けた結果起こったことは・・・
メディアを通しての露出をきっかけにDAIWAからサポートの話へと繋がった。
物をや事を選択するときに、気に入る意味や行う意味の根拠を探してから
行動に移すことが圧倒的に多いと思う。
根拠は自分の中で作り上げられてゆく。
だからその行動では自分の想定内での結果止まりになってしまうことが圧倒的に多い。
根拠のないことを行動に移すことは、偶然のようなきっかけか、もしくはこの様なことを意識して行動に移す以外ない。
私は偶然のきっかけから、根拠のないことが思ってもいないその後を生み出すことを経験してきた。
「ただ釣りがしたいと思ったことだけで何も決めず脱サラした23歳。」
それから一度も就職することなく今の生活になることは全く想像していなかった。
「釣れない色だと思っていたピンク。」
それに自分の名前の付いたオリジナルカラーのルアーを販売する様になるなんて全く想像していなかった。
「使い始めは、全く気に入っていないベイトリールを使い続けた。」
そのリールが一番のお気に入りのリールになり、そのリールがきっかけでDAIWAからスポンサーの話が来るなんてとんでもなく想像できない。
人生において、選択を迫られた時にこのことを意識している。
人に何かを誘われたら、気がのらない時こそそこへ行く感覚を意識して持つようにしている。
二つの選択肢があるとしたら、絶対こっちと思った反対をあえて選択してみること。
そこには想像もしない何かがこの先にあるとワクワクが止まらない。
釣りが好きだったから、こんな経験が出来と思う。
釣りが好きだから、その道具には愛着が持てる。
たかが釣り道具、されど釣り道具。
たった一つの道具があなたの人生を変えるかも知れませんよ(笑)
ミリオネアにまつわるお話を下記リンクのYouTubeでも紹介していますので是非ご覧ください。
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