「アノストレートとアノスライダーの使い分けがよくわからない?」
こう言われると、ちょっとしたクレーム?と感じてしまう。
これは、アノストレートというストレートワームが存在しているのにも関わらず、「なんでまたストレートワームなんだよ!」と言う訴え掛けとも感じたりする。
ルアーは「作品」として作るか、「道具」として作るのか?
世の中にある「物」として、この二つの要素が交じり合って存在しているとても特殊な「物」ではないでしょうか?
で、アノスライダーはなぜ作ったのか?
それは、簡単に述べると「作りたかったから」です。
何故作りたかったのか?
リスペクト「スライダーワーム」
スライダーワームをご存じでしょうか?
今から30年ほど前にとても人気のあったワーム。
当時、ライトリグと言う釣りが知れ渡っていない時代に出てきたのがスライダーワーム。
と、言うのが私の認識。
上の画像は、1989年今から31年前の入鹿池にてスライダーワームでキャッチしている私。
当時はスプリットショットで多用していた。
そのころに、釣ったバスの8割がスライダーワームのスプリットショットだったような気がする。
スライダーワームを開発したのは「チャーリー・ブリューワー」と言うアメリカ人で、このチャーリー・ブリューワーはスイミングの釣りやジグヘッドリグ、テキサスリグ、ウォーターメロンカラーと言った現代のバスフィッシングの基本となっているものを多く開発した人なんです。
実際にチャーリー・ブリューワーさんに会ったことのある大場未知さんのブログにもこのことが詳しく紹介されています。
https://michioba.com/archives/1783
当時(高校生)はチャーリー・ブリューワーのことなど全く知らず、スライダーワームを大好きで使っていて、後に、このことを知った。
スライダーワームでの1匹は、私の中にずっと強く残っている。
私がBOREASを立ち上げそして、最初に作ったのは「アノストレート」というストレートワームでした。
ネコリグと言う釣りに出会いこの「アノストレート」を開発した。
自分が作ったアノストレートと言うストレートワームと昔の記憶にあるストレートワーム「スライダーワーム」が頭の中で繋がった。
アノストレートの特徴である扁平形状を、スライダーワームへ融合したらどうなるんだろう?
これが、「アノスライダー」を作るきっかけだった。