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同じジャンルのワームをなんで作ったのか?

ジーコ話

何故このワームを作ったのか?

「アノストレート」というストレートワームがボレアスにはありながら、「アノスライダー」というストレートワームを更に作った。

何故こうなったのか?

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アノストレートにはいくつかのサイズが存在している。

その中の一つに「アノストレート4.5″」がある。

ネコリグ専用として開発したアノストレートだが、このアノストレート4.5″はダウンショットリグでの釣果が飛び抜けて良かった。

しかし、ここで一つ不満が出てきた。

それは、オフセットフックとの相性の問題だった。

ネコリグは基本マス針系の使用となるためオフセットフックでの使用を想定した形状には当然なっていなかった。

アノストレートの特徴である扁平形状はダウンショットリグにおいても効果が高いということは確かだった。

オフセットフックの使用を前提とした、扁平形状ストレートワームを作って見たくなったきっかけはここだった。

そして、アノスライダーの形状にたどりつくもう一つのきっかけがあった。

それは、私がバス釣りを始めたばかりの頃に影響されたワームにさかのぼる。

約30年前、当時ライトリグと言うものが日本で流行り始めた時代だった。

その当時私が夢中で使っていたワームが「スライダーワーム」。名作中の名作となったワームである。

InShot_20200813_103242988

このワームにアノストレートの特徴である扁平を組み合わせたい!

こうして最初のアノスライダーのサンプルは出来上がった。

しかし、現場でのテストで問題が起きた・・・

釣果が、「アノストレート4.5″」と釣り比べた時に「アノストレート4.5″」に若干ではあるが釣り負けていた。

これでは、製品として発売しても意味がない。

そう思い、この「アノストレート4.5″」とアノスライダーのサンプルをダウンショットにした時の水中での動きの違いがあるのかを必死でチェックした。

結果、明らかな違いがあることに気づいた。

「アノストレート4.5″」に比べてアノスライダーのサンプルは左右への振れた動きが大きくなっていた。

これは、同テーパー扁平ボディーのアノストレートはボディーの面側には動き易いが、左右の動きに対しては矯正された動きになる。

アノスライダーのサンプルは扁平ボディーだが、テールにかけてシェイプしているため、扁平ボディーの矯正が効かずパドル状になったテールで更に暴れるような動きとなっていた。

この動きの違いによる、釣果の差は納得だった。

重要なのは、動きをある一定の条件で止める構造を取り入れること。この後のサンプル修正のイメージが出来上がった。

(この時2016年、この気づきによりデビルズテールの開発に繋がり2018年にはデビルズテールが完成した。琵琶湖のバスはi字の動きにより反応が強くなってきていた。)

これによりサンプルを修正。修正したのはテール部に追加した突起状のキール。

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このキールによりアノスライダーのシェイプ部からテールにかけての左右のブレを抑えることが出来、その後のテストは見事に釣果で「アノストレート4.5″」を追い越すことが出来た。

オフセットフックによるダウンショットリグを使用した場合。「アノストレート4.5″」と比べてアノスライダーのメリットは、シェイプしているボディーによりバイトがアノストレートより多くなる(サイズは選べないが)そして、オフセットフックに対応したリブ構造により、ブッシュなどの障害物回避能力が高く安心してタイトに攻めることが出来る。

こうして完成した「アノスライダー」は現在以下のラインナップで販売されている。2017年「アノスライダー4.8″」2018年「アノスライダー5.8″」2019年「アノスライダー3.8″」

お近くのショップ等で見つからない場合はFLASJPOINTオンラインショップにてどうぞ上のリンクで購入いただけます。

これが、アノスライダーを作った理由であり経緯で今では、ネコリグの「アノストレート」ダウンショットの「アノスライダー」と言っても良いほど使い分けローテーションが確立された。

アノスライダー関連動画はこちらからどうぞ!

最後に、ネコリグーとダウンショットはバス釣りに置いて使い分けることによって釣果がアップは確実に出来るということを付け加えさせて頂きます。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
コメントなどもぜひお待ちしております。

 

 

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長谷川耕司
この記事を書いた人

サラリーマンで釣行できる日数に不満を持ち会社を辞める。その後一度も就職することなく23年。ずっとブラックバスを追い求めてます。現在はルアーメーカーと琵琶湖ガイドサービス、また釣り具メーカーのプロモーションスタッフなどをしております。

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