言語切り替え

バス減少は続いている。【プロとして考えること】

ジーコ話

皆様、新年あけましておめでとうございます。

新年を迎える年末に、私のインスタグラムのフォロワーさんが1万6千人を越える事が出来ました。

これまでフォローをし続けて頂いている皆様、新たにフォローをして下さった皆様、誠にありがとうございます。

脱サラして今年で25年目となります。
そして今年は年男でもあります。
そんな節目の年。

更に現在の世界は大きな時代の変わり目を迎えようとしている気もしています。

脱サラして、釣具店員の時にはじめた琵琶湖ガイドサービス。そこから数えるとガイド歴が25年目となります。この25年を振り返るとバスフィッシングを取り巻く環境も大きく変わって来たのではないでしょうか?

世界が大きな変わり目を迎えているように、琵琶湖でのバスフィッシングも大きく変わろうとしているように思えます。

5年刻みくらいで見ると琵琶湖プロガイドの形も少しづつ変化をみせています。

それは、フィールドのキャパ(釣果)アングラーの変化、タックルの多様化など様々な要因によって変化してきていると思います。

ここ数年で特に思うことは、琵琶湖での釣果の著しい低下、アングラー同士の釣果の差を感じることです。

琵琶湖の釣果が年々減少していることは10年以上前から確実に私が肌で感じて来たことです。

琵琶湖でブラックバスが釣れる環境があってこその我々の仕事ですので常に頭の中にある事実です。

これまで、琵琶湖でブラックバスが駆除される事はあっても保護されることは聞いたことがありません。

これはブラックバス害魚問題があるから仕方ないとされている感もありますが、本当そうでしょうか?

アングラーが出来るブラックバスの保護を真剣に考える時が来たよう思います。

ブラックバスが減っていく原因として一番影響しているのは、バスアングラーによるフィッシングプレッシャーではないでしょうか?

この背景を踏まえて私が最も効果のあるバスの保護方はアングラーがブラックバスのネスト(産卵床)を直接狙う釣りをしないようすることをだと思います。

特に琵琶湖でのバスフィッシングを職業としているプロがこの手の釣りを連日行なえば、フィールドがどのような状況になるのかは、プロほどわかるのではないでしょうか?

釣りが禁止されているエリ(定置網)が年々無くなって減少しています。漁師さんの高齢化問題が原因なのでしょうか?そうだとすればこの減少が増加に変わる可能性は低いと考えれます。これまでエリがブラックバスを保護していた場所に偶然にもなっていたと思います。

しかしこの唯一とも言えるエリが減少することは、ブラックバスの減少するスピードに影響を与えると思います。

アメリカのフィールドはブラックバスを保護する条例が州ごとに厳しく定められているような気がします。これは、なぜなのでしょうか?

日本よりもバスフィッシングに長い歴史のあるアメリカ。ゲームフィッシュとしてのブラックバスがフィッシングプレッシャーによって減少し、それを食い止める為の対処が成されたからではないでしょうか?

日本とアメリカの環境は違いますが、先にバスフィッシングとして進んでいるアメリカの環境に目を向けて習うことも大切だと思います。

だからといって、今直ぐに何かが出来る訳ではありませんが、一人ひとりのアングラーが少しでも意識することが大切だと思います。

昨年出会った、一匹のバスをどれだけ大切に出来るか?もっともっと大切にしたい、大好きなバスフィッシングをこの先とずっと続けたい、そう思ったら是非このことを意識してフィールドに立って頂きたいと思います。

また、常にそういう意識でフィールドに立っていますよというアングラーはその事を少しでいいので人に伝える意識を持ってフィールドに立ってほしいと思います。

2021年激動の時代がスタートするのではないでしょうか?これは世の中にとって、そして我々の琵琶湖職業アングラーにとって、また琵琶湖でバスフィッシングを楽しむアングラーにとって変化が激しく起こるタイミングな気がします。

2021年も皆様が健康でそして琵琶湖で楽しくバスフィッシングを楽しむことが出来ることを心より願っております。

本年も皆様宜しくお願い致します。

長谷川耕司
この記事を書いた人

サラリーマンで釣行できる日数に不満を持ち会社を辞める。その後一度も就職することなく23年。ずっとブラックバスを追い求めてます。現在はルアーメーカーと琵琶湖ガイドサービス、また釣り具メーカーのプロモーションスタッフなどをしております。

長谷川 耕司をフォローする
スポンサーリンク
長谷川 耕司をフォローする
スポンサーリンク
ZICO BLOG