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【琵琶湖】ブラックバス減少の傾向

ジーコ的考察

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私がガイドを始めたのは琵琶湖最北端エリアでした。

私がガイドを始めたのが23歳の頃だったので、琵琶湖では20年以上ガイドをしています。
元々は琵琶湖最北端の大浦にあるファイブオーシャンマリーナというところを拠点にガイドをしていました。
ファイブオーシャンに10年以上居て、その後、北湖最南端に位置するイシヅカマリンに移動してきました。イシヅカマリンに移動してきてからも10年以上が経過しています。

なぜファイブオーシャンマリーナからイシヅカマリンへ引越しをしたかというと、

ガイドではファイブオーシャンマリーナからスタートして、沖島や牧エリアといったイシヅカマリンから近いエリアまで足を伸ばすこともありました。

ガイドではファイブオーシャンの近くから遠くまで満遍なく釣りをしていました。当時広いエリアの中で釣りをしていて思ったのが、最北のエリアから順にバスが減ってきているということでした。これは今から10年以上前から感じていました。

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そこで、年々この傾向が進むだろうと予測して、魚が減っても大丈夫な南寄りのエリアに早めに移動しようと決めました。

その際、色々マリーナを探していた際にたまたまイシヅカマリンさんと縁があり、引越しをしたというわけです。

なぜ、魚が減っていることを感じたのか。

その影響が一番大きいと感じたのが、サイトフィッシングによるネスト打ちです。

特に最北エリアは急深エリアが多く透明度が高いので、岸寄りでスポーニングをする傾向がありました。

スポーニングをする場所に奥行きが少ないのです。
最北エリアは岸からすぐに水深10mまで落ちることが多いので、スポーニングに適したシャローレンジは必然的にショアライン沿いに多くなります。

つまり、ネストが釣り人から見つかりやすいのです。
サイトフィッシングの時期になると、ネストは集中的に叩かれます。

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その結果どうなるかというと、

そのエリアにスポーニングをしにくるバスがいなくなります。
これは長い間北湖をやっていて分かったことでした。

これを繰り返しているとスポーニングスポットというのが徐々に消滅していきます。
翌年からそのスポーニングエリアでスポーンする魚が一匹もいなくなります。
実際にその状態が10年以上前から起こっていました。

スポーニングが行われない場所ができるとどうなるか。

北湖の中でも各エリアにある、小バス釣りができるスポットが昔は沢山あったんですが、今はそういった場所が減ってしまいました。

昔はシーズンになれば3桁釣るのは簡単だったのですが、今はそういった釣れ方はほぼしなくなってしまいました。

消滅していくスポーニングエリアと小バスエリアがどう関係しているかというと、

スポーニングエリアの隣に小バススポットは存在します。

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この小バススポットで釣れる小バスはこのスポーニングエリアで産まれた魚という図式がエリア毎にはっきり出来上がるのが北湖の特徴です。

スポーニングエリアが消滅することによって、その図式が崩れていくことを釣りをしている中で感じました。
その結果必然的にバスの生息数が減っていくことは考えられるし、実際にそうなっていました。

1〜2年の中での変化だと良し悪しですが、5年スパンで考えてみると、確実にバスの釣れる数が減っているのが目に見えていました。

そこで恐らく湖の北から南へその傾向は推移していくだろうと予想したので、早めにマリーナを引っ越しました。

バス減少の波が南エリアにもやってきた

昨年の琵琶湖を見ていて、いよいよその波が現在駐艇しているイシヅカマリン周辺にも来たなという印象があります。

基本的には北から南にバスが釣れなくなっていくというのは、私の中では予想していて、今予想通りにの状況になっているなという印象です。
これがどのくらいまで釣れなくなるのかというのは正直予想が付きません。

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本当に全くいなくなってしまうかもしれないし、どこかのタイミングでまた変わるかもしれません。

とはいえ、琵琶湖は全国的にはまだまだ釣れるフィールドです。
5年前の琵琶湖の釣果に慣れ親しんでいるアングラーからすると、今年の釣果は良くないとなるのですが、今琵琶湖に入ってきたアングラーからすると、それでも十分釣れるほうなのではないでしょうか。

バスが今すぐ全くなるというのはそれほどまだ心配はしていません。
しかし、今後長い目で見ると良くない状態になってしまう可能性は考えられます。

なので、無駄にネストを打たないというのは非常に大切だと思います。

正直に言うと私は昔ネストの釣りをしていたこともあります。
その結果フィールドの状況がどうなるかというのを肌身で感じたので、ガイドではネストの釣りは一切しないようにしました。
自分自身でもネストの釣りは何十年もしていません。

魚が減ってしまうからネストの釣りはしないということもありますが、
バスフィッシングの面白みという観点では、ネストフィッシングとバスフィッシングを一緒に考えてしまうのは間違っていると思うし、ネストフィッシングを知らない人にわざわざそれを教える必要性もあまり感じませんでした。

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それよりもバスフィッシングの本質的なところをしっかり伝えて、楽しんでもらうというのはガイドの中でも非常に大切なことなんじゃ無いかと思います。
来てくれたゲストさんに長くバスフィッシングを楽しんでもらうためにはそちらの方が大切だと思い、そうしてきました。

例えばこの傾向が南湖に降りていくかどうかは分からないですが、
何らかの方法でバスの減少に歯止めが掛かればなと思います。

私はバスアングラーがそういったことを意識してフィールドに立つことが非常に大切だと思います。
やっぱり10年以上前に思ったことが現在のフィールドで起こっているので、琵琶湖で釣りするアングラー一人一人が意識して行動してくれたら良いなという思い出この記事を書きました。

10年後も琵琶湖で楽しくバスフィッシングが楽しめますように。

長谷川耕司
この記事を書いた人

サラリーマンで釣行できる日数に不満を持ち会社を辞める。その後一度も就職することなく23年。ずっとブラックバスを追い求めてます。現在はルアーメーカーと琵琶湖ガイドサービス、また釣り具メーカーのプロモーションスタッフなどをしております。

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